ガクブル基本情報

 

分類:漫画

時間:-

年代:2010年

製作者:押切蓮介

 
ガクブル度 ★★★★★
ウルウル度 ★★★★☆
オフザケ度 ☆☆☆☆☆
オイロケ度 ☆☆☆☆☆
オススメ度 ★★★★★
 

ハイスコアガールの押切蓮介さんが描く名作ホラー

 

ゆうやみ特攻隊、ミスミソウなど数々の名作ホラー漫画を描いている押切蓮介さんの作品、サユリ
ホラー以外だとハイスコアガールが有名ですね。ぼくはハイスコアガールがとても好きで、そこを入り口として他の作品に出会っていきました。そのひとつがサユリでした。

この漫画をはじめて読んだ時、今まで読んでこんなにゾっとするホラー漫画に出会ったことがないと感じました。

ストーリーの不気味さ、狂気や恐怖の描写、言い表すことのできない勢いに引き込まれます。

丘の上に建つ中古の一軒家。夢のマイホームとしてこの家を手に入れた家族に襲い掛かるのは、この家に住まう少女の怨霊です。
 

家族を奪う少女の怨霊

 
主人公は中学3年生の神木則雄。穏やかな両親、元気な姉とかわいい弟、認知症の祖母とそれを見守る祖父の7人で平和に暮らしていた。

則雄の父親が丘の上に建つ中古の一軒家を購入し、7人は引っ越した。夢のマイホーム、自分の部屋を手に入れて子どもたちは喜んだ。

全てが順調かと思われた矢先、父親の様子がおかしくなり、数日後に亡くなる。死因は心筋梗塞だった。

そしてこの家で畳みかけるように異変がおきはじめる。

父親の次は姉。何かに怯え、突如舌を噛み切った。

突如失踪する弟。心不全で倒れる祖父。耐えられず首を吊った母親。

家族の死の裏で見え隠れする少女の影。

ここまで正気を保ち続けた則雄にも限界が近づいてきた時、認知症だった祖母が覚醒した。

則雄は祖母と二人、少女の霊と対決する。

 

 

すごい勢いで家族が死んでいく漫画です。全2巻ですが、1巻の最後で則雄と祖母の2人になり、そこからが物語のはじまりに近いです。(ゆうやみ特攻隊を読んだことがある人にとっては、そんなに大勢死んでないように感じられるかもしれません。)

仲良く幸せな家族が一瞬にして地獄に突き落とされる絶望感、少女の怨霊のあまりの理不尽さと家族の殺し方の狂気。この心の揺さぶり方が、「あぁ、押切ワールドだなぁ・・・」と感じさせられます。

ほとんどの家族が奪われたあと、則雄とおばちゃんは二人で少女の霊に挑むことになりますが、このおばあちゃんがすごい。霊も引くほどの気の強いおばあちゃん。

声はでかく、勢いよくごはんを食べ、布団を干せばバシンバシンとたたく。則雄はこのおばあちゃんがいてくれたからこそ少女の霊に立ち向かえるのです。

絵の話をすると、幽霊や人の感情の描写がすごいです。ページをめくった時のゾっとする感じは読まないとわからないかもしれません。


詳細情報を見る > [サユリ (1巻) (バーズコミックス)]

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